『わたしが・棄てた・女』 |
遠藤 周作 080/Ko19/講42 |
| 純情な工員・森田ミツは、大学生の吉岡努に二度目のデートで純潔を捧げるも、吉岡との間に愛は育たず、冷酷な運命に弄ばれる……。昭和38年に雑誌「主婦の友」に連載された。 | |
| 『老妓抄』 | 岡本 かのこ 918.6/02/74 |
| 永年のお座敷づとめで多少の財を築いた小そのは、柚木という青年を家に住まわせ、発明に専心するよう持ちかける。意気に感じた柚木だが、次第に怠惰な日々を過ごす……。絢爛たる筆運びで知られる岡本かの子が淡々と綴る名短編。 | |
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『放浪記』 |
林 芙美子 918.6/H48/48 |
| 作者の19歳から24歳までの日記をもとにして、第一次世界大戦の貧困の時代を生きた女の生活と信条を綴った作品。第一部と第二部が昭和5年に改造社から刊行されてベストセラーに。「新版 放浪記」には第二次世界大戦後に発表された第三部も収録されている。(新潮文庫) | |
| 『鏡子の家』 | 三島 由紀夫 080/Sh61/1641 |
| 昭和34年、三島由紀夫が34歳の時に発表した書き下ろし長編。資産家の令女、鏡子の邸宅に集まる青年達は、それぞれに希望は持ちつつ、未来に対してちょっとした絶望感を抱く……。戦後に生きる若者の人生観と、その後におとずれる挫折を描く。 | |
| 『おはん』 | 宇野 千代 918.6/U77/49 |
| 10年の歳月をかけて完成、昭和32年に中央公論社から刊行された。その間、ただの一作も小説を発表していないことに、著者がこの作品に注ぎ込んだ力がうかがい知れる。優柔不断な男の静かな語り口で、理屈では説明がつかない男女の関係をあぶり出す。 | |
| 『斜陽』 | 太宰 治 918.6/D49/70 |
| 昭和22年に発表されてたちまちベストセラーになった問題作。戦後の没落した貴族の家で世間を知らずに老いる母、恋愛と革命に心奪われる娘、破滅の道にに落ちてゆく弟の人生を通して、終戦直後の日本人の行き場を失った精神を哀しく描き出している。 | |
| 『楡家の人びと』 | 北 杜夫 080/Sh61-1,2/1966-7 |
| 「残された人々」として「新潮」に連載された一、二部に、書き下ろしの第三部を加えて昭和39年に完成した大作。精神病院をおこした初代楡基一郎、二代目徹吉、作者自身という家族の年代記。時の流れに翻弄される人の運命をペシミスティックに描く。 | |
| 『氷点』 | 三浦 綾子 080/Ka14-1,2/5025-6 |
| 美貌の病院長夫人は、青年医師が囁く愛の言葉に気をとられた隙に、娘を殺される。妻への復讐のために夫は犯人が遺した娘を養女に迎え、そして養女の出生の秘密を知った妻は……。ほんの小さな罪が大きな不幸を招いてしまう。昭和39年朝日新聞に連載。 | |
| 『愛人 ラマン』 | マルグリット・デュラス 908/I35/1-04 |
| 仏領時代のベトナムで生まれ、その地で少女時代をおくったマルグリット・デュラスの自伝的作品。15歳の時にメコン河の渡し船の上で偶然出会った、金持ちの中国人青年との狂おしいような性愛の経験が、インドシナの大地を部隊に私的に綴られる。 | |
| 『限りなく透明に近いブルー』 [ページ先頭へ] |
村上 龍 080/Ko19/講38 |
| 1976年に弱冠24歳で「群像」新人賞を受賞し、同年の芥川賞も受賞した村上龍の衝撃的デビュー作。東京・福生を舞台に、麻薬を常襲し乱交パーティや暴行を繰り返す、若者たちの退廃的な日常生活が、主人公リュウの目を通して、淡々と語られる。 | |
| 『ノルウェイの森』 | 村上 春樹 080/Ko19-1,2/19-20 |
| 自殺した親友の恋人で精神を病む直子を愛し、救い出そうとしながらも、いつしか同級生の緑に惹かれていくワタナベ。やがて直子も恋人の後を追うように自ら命を断ち……。生の中に潜む死が描かれる恋愛小説。 | |
| 『櫂』 | 宮尾 登美子 080/Sh61/5792 |
| 執筆に9年の歳月を要し、73年に太宰治賞を受賞した宮尾登美子の実質的デビュー作。土佐で娼妓紹介業を営む冨田岩伍の妻喜和。夫の愛人問題や息子達の難病や放蕩を乗り越えて力強く生きる彼女に、なおも容赦ない運命が次々に待ち受ける……。 | |
| 『されど われらが日々―』 | 柴田 翔 080/B89/文50 |
| 大学時代に学生運動に関わり、仲間の挫折を見た節子は、就職して遠縁の文夫と婚約する。互いに時代への諦めの気分を持つ二人は、穏やかな関係を築くが、やがて節子は長い手紙を残して新たな人生へと旅立っていく。 | |
| 『グレート・ギャツビー』 | フィツジェラルド 080/Sh61/5792 |
| 自らも享楽的生活を送った末、破滅へと向かった作家、スコット・フィツジェラルドの代表作。過去の恋人ディズィをなんとか取り戻そうと、豪奢な邸宅に済み夜毎パーティーに明け暮れる、虚飾と嘘にまみれた男ギャツビーの悲劇的生涯を描いている。 | |
| 『思い出トランプ』 | 向田 邦子 080/Sh61/3009 |
| 夫婦や家族の日常生活の中にかいま見える人間のずるさや弱さ、後ろめたさを淡々とした筆致で描いた秀作13編。本編に収録されている「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」の3編で著者は第83回直木賞を受賞し、その後、航空機事故で帰らぬ人となった。 | |
| 『忍川』 | 三浦 哲朗 080/Sh61/1680 |
| 「6人兄姉のうち4人を自殺や失踪で失った大学生の”私”は、血の呪いをふりほどこうかとするかのように、志乃と結婚し、新し生活にのぞむ。著者自身の結婚をモデルにした私小説的作品。後編ともいうべき「初夜」「帰郷」「団欒」も収録されている。 | |
| 『キッチン』 | 吉本 ばなな 080/Sh61/6929 |
| 永年一緒に暮らしてきた祖母をなくしたみかげは、祖母の顔見知りだった祐一という男の子と、その女装した父親であるえり子さんとともに、奇妙な共同生活を始める。やがてえり子さんが殺され、残された雄一とみかげは不思議な絆で結ばれていく。 | |
| 『蒲田行進曲』 | つか こうへい 080/Ka14/5266 |
| 敬愛するスター銀ちゃんに、絶対服従する大部屋俳優のヤス。銀ちゃんがはらました女優小夏を妻とし、銀ちゃんの主演映画のために、命をかけて「階段落ち」シーンを演じる……。完結編とも言える「銀ちゃんが、ゆく」も収録されている。 | |
| 『冷血』 | カポーティ 080/Sh61/8011 |
| 1959年11月、キャンサス州のホルカムという村で一家四人皆殺し事件が起こった。盗み目的でもなく怨恨でもないこの事件は何故起こったのか。カポーティが自ら現場に飛び込み5年の歳月かけて著した圧巻のノンフィクション。 | |
| 『太陽の季節』 | 石原 慎太郎 080/Sh61/1074 |
| 戦後十年の閉塞した状況の中に現れた芥川賞の学生作家、石原慎太郎による問題作。既成概念を否定する青年たちの性を描いてベストセラーとなり、映画化もされ、”慎太郎刈り””太陽族”という言葉を生み出した。 | |
| 『愛と死』 | 武者小路 実篤 918.6/Mu81/23 |
| 白樺派の代表的文学者・武者小路実篤による青春小説のお傑作。作家の村岡は先輩作家の妹、夏子と次第に愛し合うようになり、二人はパリと日本に別れても狂おしい遠距離恋愛を続ける。やがて村岡が帰国する直前、夏子は死出の旅へと出てしまう。 | |
| 『さぶ』 | 山本 周五郎 080/Sh61/1714 |
| 同じ経師で働く、同い年の栄二とサブ。愚鈍なサブに比べ、男前の栄二は、行きつけの料理屋のむすめ・おのぶや、得意先の娘からも惚れられ、仕事も順風満帆だったが、無実の罪を着せられたことから話は思わぬ方向に。人間同士の絆を描いた、山本周五郎の代表作。 | |
| 『サイゴンから来た妻と娘』 | 近藤 紘一 080/B89/文40 |
| 産経新聞の特派員だった著者は、子連れのベトナム女性と結婚後、日本へ帰国。妻の、子供への開けっぴろげな性教育に感心し、ペットのウサギを料理する感覚に驚愕し……。日々のカルチャーギャップを淡々と描いた大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 | |
| 『オリンポスの果実』 | 田中 英光 080/Sh61/239 |
| ロスアンゼルス・オリンピックのボートクルーとして渡米する”ぼく”は、同行のハイジャンプの女子選手に心を奪われる。青春の、揺れ動く心の純粋さと残酷さを描いた秀作。もとは「杏の実」というタイトルだったのを、師と仰ぐ太宰治の勧めによって改題したという。 | |
| 『淋しいアメリカ人』 | 桐島 洋子 080/B89/文54 |
| 文藝春秋に10年近く在籍したのち、世界各国の放浪生活へ旅だった著者が、異郷で定職もなく3人の子供をかかえながら、体当たりの生活を続ける中で見えてきた60年代のアメリカ社会の豊かさと貧しさを独特の視点で鋭く描ききったルポルタージュ。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 | |
| 『火宅の人』 | 壇 一雄 080/Sh61-1,2/2747-8 |
| 妻は夫の不実を知って家出騒ぎを起こし、長男は窃盗を働いて警察の世話に。次男は日本脳炎から全身麻痺になり、やがて死を迎える。そんな”火宅”にありながら、小説家、桂一雄は、愛人と別宅を持ち、女と酒に溺れ、海外に遊ぶ。壇一雄が、約20年の歳月をかけ、死の3ヶ月前に書き上げた自伝的長編小説。 | |
| 『女坂』 | 円地 文子 918.6/E63/75 |
| 夫の命を受け自分が見つけてきた妾、須賀。家の小間使いのはずがいつの間にか夫の手がついていた由美。長男の嫁なのに、夫と深い仲になる美夜。夫をとり巻く3人の女と一緒に住みながらも、常に冷静さを失わず、家のために働く妻・倫。怒りや嫉妬を抑え、悲劇の一生を生きた彼女が氏の直前に口にした言葉は? | |
| 『肉体の悪魔』 | ラディゲ 908/C44/12 |
| 従軍中の夫の留守を預かる18歳の新妻マルトは16歳の早熟な少年”僕”と恋に落ち、手紙の交換や逢い引きを繰り返すうちにやがて深い仲になっていく。青春時代の純粋で傷つきやすい心と肉体の欲望との狭間で、二人の不倫の恋にのめり込み、やがて周囲にも噂が立ち始めた頃、マルトが妊娠する……。 | |
| 『散歩の時何か食べたくなって』 | 池波 正太郎 080/Sh61/2777 |
| たとえば、神田連雀町。「薮」で待ち合わせ、酒を1,2本飲んで、鳥屋「ぼたん」から「寿司長」へ。そして「竹むら」のあげ饅頭をお土産に、向かう先は……。折々に見つけた愛すべき店や食べ物、料理人達を独特の視点と軽妙な筆致で綴った食味エッセイのバイブルとも言うべき書。 | |
| 『白洲正子自伝』 [ページ先頭へ] |
白洲 正子 080/Sh61/6347 |
| 薩摩隼人の祖父・樺山資紀や家族とのふれあい、後の秩父宮妃殿下らとの華麗な交友関係、アメリカ留学、そして夫・白洲二郎との出会いから結婚、外遊……。白洲正子が現在と過去を自由に行き来しながら語る自らの半生。 | |
| 『予告された殺人の記録』 | G・ガルシア=マルケス 080/Sh61/6019 |
| 金持ちの名門の息子と婚礼を挙げ娘が、処女でなかったことを理由に離縁され、その純潔を奪ったとされる男は町中が知る中、惨殺される。スクレという町で実際に起こった惨劇をもとにして描かれたという。 | |
| 『細雪』 | 谷崎 潤一郎 080/Sh61-1,2,3/891 |
| 舟場の商家の美しい四人姉妹の物語。長女の鶴子は婿養子を迎えて本家を守り、次女の幸子も婿を迎え分家の主婦となっている。三女の雪子はおとなしくて芯が強く、四女の妙子は情熱的で行動的。雪子の見合い話が決まったころ、妙子は父親のわからない子を流産する。 | |
| 『嵐が丘』 | E・ブロンテ 080/Sh61/3983 |
| 捨て子のヒースクリフは、「嵐が丘」と呼ばれる豊かな農家の兄姉、ヒンドリーとキャサリンとともに育てられる。が、キャサリンの婚約を知って絶望。屋敷を逃げ出し、その3年後、狂気じみた復讐を始める。30歳の若さで他界した女流作家E・ブロンテが生涯に唯一残した長編小説。 | |
| 『かの子撩乱』 | 瀬戸内 晴美 080/Ko19/講36 |
| 数々の文学作品を残し、高い評価を受けた岡本かの子は、その奇矯な行動や、絶えることのない男性遍歴でも有名だった。瀬戸内寂聴氏自身が、生前のかの子知る多くの人々に細かく取材を繰り返して描いた、伝記小説。語る人によって、かの子評価が大きく違っているのが面白い。 | |
| 『ヴェネツィアの宿』 | 須賀 敦子 080/B89/文49 |
| フランスやイタリアへ留学し、ヨーロッパの文化や哲学を真摯に探究しながら、どこまでも日本の心を持ち続けていた須賀敦子氏。留学時代の友人や教師との触れあい、母や亡くなった父との関係など、作者の人生に影響を与え、やがて通り過ぎていった人達への思いを、数々のエピソードとともに綴った珠玉の短編集。 | |
| 『情事』 | 森 瑶子 080/Sy9/集27 |
| イギリス人の夫と互いに無関心な関係になってしまった35歳のヨーコは、若さが消えていく焦燥感をうち消すように、男達と情事を重ねる。そして、運命の相手レインとの、結婚していることを隠しての逢い引き、嫉妬と媚びに満ちた甘い愛のささやき。しかし、情事から始まった恋は、やがて悲劇的な結末を迎える。 | |
| 『ジョイ・ラック・クラブ』 | エィミ・タン 080/Ka14/8592 |
| 1949年にサンフランシスコで4人の中国人女性が集まって始めた、麻雀卓を囲み点心を食べながら昔話をする会、”ジョイ・ラック・クラブ”。メンバーの波乱に富んだ人生と彼女らの娘達のアメリカ的で現代的な半生が交錯しながら語られる、母と娘の物語。エイミ・タンを一一躍スターにした衝撃のデビュー作。 | |
| 『杏っ子』 | 室生 犀星 080/Sh61/1547 |
| 私生児として生まれ、養子に出されて貧窮のために12歳から働きながら学んだ室生犀星の自伝的小説。流転の作家、平山平四郎と、その一人娘、杏子の成長と結婚、破綻を鮮やかに描き、父と娘の間に流れる複雑な情愛をえぐりだした。著者が生涯情熱をかけて描いた、800枚を越える大長編。 | |
| 『欲望という名の電車』 | テネシー・ウィリアムズ 080/Sh61/3954 778/Ka99(AV) |
| 大農場の娘でありながら土地も夫もなくし、娼婦同様の生活に身を持ち崩したブランチ。過去の栄光を追い続け、妄想の中で生きる彼女は、嘘で自分を塗り固め、妹ステラのアパートに身を寄せる。やがて現実に立ち向かわねばならなくなった時、彼女は次第に狂気へと入っていく。ピューリッツァー賞受賞の不朽の名作。 | |
| 『火車』 | 宮部 みゆき 080/Sh61/6043 |
| 休暇中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて、失踪した彼の婚約者、関根影子を探すことになる。彼女の職場や旧縁をたどるうちにわかってゆく思いがけぬからくり……。誰にとっても身近なカード破産という社会現象を描き、息もつかせぬ展開と綿密な構成力で、山本周五郎賞に輝いた宮部みゆきの出世作。 | |
| 『ライ麦畑でつかまえて』 | J・D・サリンジャー 933.7/Sa53 |
| ホールデン・コールフィールド少年は寄宿制の大学予備校を退学になった後、ニューヨークで様々な体験をし、ヒッチハイクをして西部に行くことを決意するが―。ティーンエイジャーの傷つきやすい精神を、さわやかな口語体で描いた。サリンジャー唯一の長編小説。 | |
| 『身代わり 母・有吉佐和子との日々』 | 有吉 玉青 080/Sh61/4828 |
| 有吉佐和子の一人娘である著者が、祖母と母との3人の生活を綴ったエッセイ。高校入試の時には、娘に変わって熱を出し、大学入試でも体調の優れない娘の傍らで「代わってあげたい!」と叫喚したという愛情深い母と、強烈な個性を持つ偉大な母を乗り越えられずに悩む娘。坪田譲治文学賞受賞作。 | |
| 『もの食う人びと』 | 辺見 庸 080/Ka14/10373 916/H52 |
| 著者の興味の赴くところは、常に貧困があり、紛争があり、矛盾があり、生きるためにものを食う人びとがいる。ダッカの残飯、猫用缶詰、ジュゴンの歯の粉末、ドイツの囚人食、旧ユーゴ難民向け援助食料、アドリア海のイワシ、ロシア海軍の給食……。ジャーナリスト辺見庸が、身を挺して挑んだ数々の食べ物と人々の記録。 | |
| 『寄り添って老後』 | 沢村 貞子 080/C44/ち15 |
| 80歳を過ぎて、60年近い女優生活を引退した著者が、引退後の心境や夫婦の生活を身辺雑記風に綴ったエッセイ。最愛の夫による”寄り添って死後”と題された文章も収録。沢村氏のエッセイは現在品切れ中のものも多いが、これは今も文庫で読める貴重な一冊だ。 | |
| 『大地』 | パール・パック 080/Sh61-1,2,3,4/611-14 |
| 中国の貧農である王龍が妻と協力して土地を得てゆく”大地”、地主、商人、軍人と三様の道を歩んだ王龍の息子たちの人生が描かれる”息子たち”、孫の王淵が革命家として米国に渡り帰国後中国の指導者となっていく”分裂せる家”の3編からなる長編小説。著者パール・バックは上海や南京での生活を経て、1938年にはノーベル文学賞を受賞。 | |
| 『風の盆恋歌』 | 高橋 治 080/Sh61/3895 |
| 若いころの思いを成就できず、お互いに家庭を持ちながら離れて暮らす男女が、30年の歳月を越えて、越中おわらの祭りの夜に結ばれる。以来、男は、新聞社で左遷の憂き目にあい、女は娘の結婚問題で悩みながら念に1回の逢瀬だけを目的に、日々を生きてゆく。しかし、3年目の夜、全ては破綻してしまう……。 | |
| 『タラへの道 マーガレット・ミッチェルの生涯』 | アン・エドワーズ 080/B89/文53 |
| 全世界でハードカバーだけで1500万部を売り尽くした大ベストセラーの生みの親は、生涯に唯一の傑作を残し、かくされていたミッチェルの最初の結婚や、名声を得た後の苦悩など、「風と共に去りぬ」が巻き起こした人間ドラマを描く。 | |
| 『流転の王妃の昭和史』 | 愛新覚羅浩 080/Sh61/4829 |
| 満州国皇帝溥儀の弟溥傑に嫁ぎ、戦後は夫と離れて流浪の生活を送りならも、16年後に再会。死ぬまで中国の北京で夫と共に暮らした愛新覚羅浩の自伝。文庫版巻末には、溥傑自身の筆になる浩への追悼文も収録。激動の歴史に翻弄されながらも、最後まで信頼と愛情で結ばれていた夫婦の絆が浮かび上がる。 | |
| 『恋』 | 小池 真理子 080/Sh61/6872 |
| 連合赤軍浅間山荘事件の年、ひっそりと軽井沢で起きていた、ある殺人事件。犯人矢野布美子が死の直前に語った驚くべき真相とは?当時学生だった布美子は、アルバイト先の大学教授の片瀬慎太郎と妻の雛子とのインモラルな関係にのめり込んでゆく……。1970年代を舞台に描かれた、美と官能に彩られた恋愛小説。 | |
| 『検死官』 | パトリシア・コーンウェル 080/Ko19/講39 |
| バージニアの州都・リッチモンドで、次々に起こる残虐な女性殺人事件。住民の不安にも拘わらず、警察は犯人検挙もおぼつかない。そんな中、鋭い推理と最新の技術を駆使して真犯人に近付こうする女性検屍局長ケイ・スカーベッタにも魔の手が……。著者は警察記者を経てリッチモンドの検屍局のコンピュータアナリストとして働いた経験を持つ。 | |
| 『マリー・アントワネット』 | シュテファン・ツワイク 80/Ka14-1,2/14555-6 |
| オーストリアの賢女帝マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネットは14歳で後のフランス王ルイ16世と政略結婚させられる。夫婦関係への不満や生来の享楽癖から、放蕩にうつつを抜かす彼女に国民の信頼は失墜し、革命の嵐が吹き荒れる……。 | |
| 『放課後の音符(キィノート)』 | 山田 詠美 080/Sh61/5432 |
| 17歳で男と寝ることを日常にしているカナ。夏の恋を懐かしむマリ。年上の女性に彼をとられたカズミ。ハイヒールをはいて水割りを飲むヒミコ。音楽教師と秘密の恋をしているカヨコ先輩……。個性的で魅力的な恋をしている女友達の話を通して、主人公の私も、自分JIS品の恋のスタイルを身につけてゆく。 | |
| 『君について行こう』 | 向井 万起男 080/Ko19-1,2/講α32-1 |
| 1994年に日本人初の女性宇宙飛行士としてスペースシャトルに乗った向井千秋さんの夫であり、病理医である向井万起男氏の書いた、妻の知られざる素顔や打ち上げまでの46日間の裏話。二人の出会い、日常生活といった個人的な話から、宇宙飛行士たちの訓練の内容やその人となりまで独特な観察力で描いた心あたたまる記録。 | |
| 『新版 ロレンス短編集』 | ロレンス 080/B89/文54 |
| 炭坑から帰ってこない夫を、飲んだくれていると思って怒っていたら落盤のために事故死していたという「菊の香」。妻からも軽蔑され享楽的な趣味だけに生きる夫が、突然軍隊に志願し戦死する「イギリスよ、わがイギリスよ」など、よりすぐりの13編を選び出した短編集。 |